それは子守唄のように。 | ジョニーの部屋へようこそ

ジョニーの部屋へようこそ

果てなき夢を追う男、ジョニーの日々の記録



山陰は雨が多い。
叢雲が山にかかっている。
日本の原風景の中、
雨は静かな音を立てながら振り続ける。


気付くとウトウトしていた。
スピーカーから音楽が流れている。
集中している人たちを見ながら、
ふといろんなことを考える。

こちらに来てから、
例えば誰かが何かしらの行動をしたとき、
その意味が少しずつわかるようになった。
人に注目せざるを得ない仕事をしているから、
という理由もあるけれど、
きっと東京にいたときより余裕が生まれたのだろう。


先日、東京から友人夫婦が遊びに来た。
専門学校の時の同期。
グループ展以来だから、約半年振りに会った。

「顔つきが全然違う」

と言われた。爽やかになった、と。
じゃあそれまでどういう顔してたんだよ、
って感じだけれど。
少なくとも、東京にいた頃よりは
マシになったらしい。
それは素直に喜べることだと思う。

「楽しかった」と言って、
友人夫婦は帰っていった。
僕に会えたことが嬉しかった、と。
そういってもらえるって
何だかすごくありがたくて、
すごく嬉しいことだと思う。
自分の存在を認めてくれる人がいるんだな、と。


うん。
まだまだ頑張れる。