春だ。
久しぶりにブログを書こうと思い立ち、
これまた久しぶりにアメーバを開いてみる。
最近すっかり文章を書かなくなってしまったのは、
仕事でも文章を書く機会が増えたからだろうか。
手書きの日記も、止まっている。
ふと思う。
ガキ臭い言い方だとも思うけれど、
「自分の居場所」というものに懐疑的だった。
地元にいた19年間、言いようの無い虚無感に
ずっと苛まれて生きてきたように思う。
東京に出てくるときに「逃げるように出てきた」
とも言えなくもない。
そして東京での7年間。
必死になればなるほど、虚無感に包まれた。
仕事をしていたときはまだマシだった。
虚無感を感じる暇が無かったから。
その反動もまた、凄まじいものがあったが。
仕事を辞めた後の自分の存在への疑いは、
より一層深いものになった。
そんな状況で、島根に渡って早四ヶ月。
何故だろう、不思議と虚無感は、無い。
正直なところ、良いことばかりではない。
むしろ良くないことの方が多いかもしれない。
それでも、「楽しい」と思う。
いろんな人に励まされ、たまに叱咤され、
そして認めてもらって。
ああ、人とのコミュニケーションって
こんなに重要なものだったんだ。
ずっと幸せの中にいて、
気付かなかったのかもしれない。
僕は、茨城でも東京でも、
ずっと幸せの中にいたのかもしれない。
生まれてきてずっと探していた居場所って、
実は常に側にあったのかもしれない。
そのことに気付くのに、27年間もかかってしまった。
僕はいろんな人の好意を無下にしてきたのだろう。
そう思うと、本当にいたたまれなくなる。
だから、変わろうと思った。
少しでも、立派な大人になるために。
少しでも、今まで良くしてくれた人たちに
胸を張って会えるように。
今はまだ、全然ダメだけれど、
少しずつ、少しずつでもいいから、
変わっていけたらいい。
そうすれば、これからも
「楽しい」と思える日々が、
続いていってくれるように思う。